2019年4月23日火曜日

初BGM出店まとめ

東海地方の静岡県静岡市清水区狐ヶ崎在住のタヌタヌです。
tanutanu'sというユニットをやっていまして、この度初めてBGM出店というものに挑戦して来ました。

全くの未体験なものを経験して来て、その経緯ややって見て良かった点や反省点を綴ってゆきます。


BGM出店    
BGM出店とは何なのか。
イベントにBGMを提供することなのですが、BGM提供者であるtanutanu's が現地へ赴きBGMを鳴らす位置や音量、周波数などを調整しイベントに馴染むような音楽にセッティングしてより良いイベントの雰囲気を作ろうという試みです。
BGMで流す音楽はtanutanu's のオリジナルの音楽で44曲(計3時間)用意して来ました。
また会場の雰囲気に合わせて生BGM演奏も今回やらせてもらいました。

会場にはtanutanu'sを代表してタヌタヌが一人で二日間出店して来ました。



春の探書会   
今回4月20〜21日に静岡市の登録有形文化財"鈴木邸"にて行われた古本市のイベント"春の探書会"でBGM出店させてもらいました。

主催者の方にはとてもお世話になっておりまして今回僕の方からこんなのやってみたいんですという相談を持ちかけやらせてもらうことになりました。

古民家の中で行われる古本市、中庭もとても素敵で素晴らしいロケーション雰囲気がありました。




用意したもの   
持ち込んだ機材やもの
・Roland Mobile Cube (小型ステレオスピーカー)
・マイクスタンド(高い位置にスピーカーを載せる)
・延長電源コード
・音楽プレーヤー(iphone)
・シンセ(マイクロコルグ)
・ループエフェクター
・張り紙やポップ
・首かけ名札
・物販音源

BGMを流した会場 


予定では休憩スペースや講演会を行う大広間で流して良いとのことでしたので1日目は大広場で流してました。
ただこちらで流していると本の売り場まで音が聴こえないという問題に直面しました。
音量を上げれば売り場まで響くのですが大広間で休んでいる方に耳障りになってしまいます。

そこで二日目は売り場にもプレーヤーを置いて流すことを許可してもらい二箇所でBGMをならさせてもらいました。



上の写真でわかりますでしょうか... 
iphoneのスピーカーから直で出していたのですが割と奥の方までいい感じに響き周波数も200Hz〜1kHzの中音域を下げめで鳴らしました(周波数調整できるアプリで)。
この音域は人の声の音域のためBGMにこだわっているお店などはこの音域を意図的に下げているそうですよ。

人が少ない時間帯などは畳に座りのんびり本に耽っているお客様もいたりとお客さんの滞在時間が長いと嬉しかったです。BGMとして僕たちの音楽が成立したかなという一定の手応えを感じました。

生BGM演奏  
BGMですので曲をかけていればいいのですが今回せっかく現地へ赴くので足を運びにきたお客様ともコミュニケーションが取れて環境音楽を少しでも知ってもらえばという意図のもとシンセサイザーで静かな音で演奏しました。

1日目は大広間のみで演奏していましたがせっかく良いロケーション、雰囲気なので庭の方でも音を出したいということで許可をもらいアンビエント巡行して来ました。



あべの古書店さんの店主の鈴木大治さんとも寺山修司の作品で庭で演劇セッションしたり、遊んでいたお子様にもプチシンセサイザーワークショプを行えたりと出店の方やお客様とも触れ合えて非常に良かったです。

反省点   
今回あまりプロモーション的な感じではゆかなかったのですが、それでも音源を購入していただいたり話しかけていただくこともありその点はとても嬉しかったです。

ただ音源は直接僕から購入する形を取らせていただいたので、大広間にいない時ご購入していただいたお客様や本のレジの方にも迷惑をかけてしまった点は反省点です。
また今まで作った曲をランダムで流していたので流れている曲が売られている音源に入っているという誤解も生じてしまいました。
なので音源ごとに流しどの作品が流れていますという形をとればよかったなという反省点もありました。

まとめ  
全体的にとても勉強になりやってみて良かったですよ。
出店・出品の大変さ、楽しさを肌で感じることもできました。

また二日間とも大広間で講演会も行われており、その時はもちろん音楽は流さないので僕も講演会を聞いておりました。
静岡の性風俗文化のお話や女子高生の制服文化のお話などここでしか聞けないような非常に面白い世界を聞くことができました。
鈴木邸当主の鈴木藤男さんの講演も悪人についての哲学的考察がとても興味深く、最近悪人正機説について考える機会が結構あったのでそことリンクし運命を感じました。

そんな感じで二日間とも僕個人としてとても良い時間を過ごすことができました。
主催のあくびゆうこさんにはとても感謝しております。



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