2018年6月中旬、梅雨のこの時期天気も落ち着きませんね。
大気・空模様・雲模様と視線の上をより気にかける時期と思いますが、そんな6月に合う音のコーディネートを提案いたします。
6月第2週目にtanutanu'sのSoundcloudにこちらの曲を上げました。
この曲はメロディーやビートはほぼなく、粒があるような打撃音的な音色もない空間的な音像で作られています。
大気や気象の移り変わりをまんま音で表現したような音楽でして、純粋に広がりがある音を4分間聴いていただくことでまた新たな音楽体験ができたらなと思いますね。
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この曲の音域図です。
重低音あたりが一定で低音から中音が山・谷の激しい勾配、そして2kHz付近で一気に落ちてゆく。
一曲通して基本この構図がひたすら続いてちゆきます。
2kHz以上の高音はあまり使ってないのですが、高音の気持ちよさは高揚する気持ち良さなのかなと感覚的に思っています。
今回その高音を使わず、高音よりもより耳の感度が低い中低音でかつアタックが弱い抽象的な響きに力を入れて作りました。
この曲でキーンという感じの響きは1kHzあたりの高音か中音の中でも高い音域のものと思うのですが、感度が高く感じる音は全てそこの音域に委ねて、そこよりも下でひたすら同じような抽象的な音が鳴っているのですが、そここそが低音のところですが、その低音にこだわりを持ってます。
母胎の中にいるような安心感安定感を低音に込めて、‘森林浴’の‘森林’の部分でして、地に根ざしていたり揺らぎながら循環してゆく植物の生の優しさを込めました。
音域の仕組みは気にしなくても良いのですが、何か気持ち良さとか感じていただけたらいいですね。
機材は、KORG microkorg , KORG microkorg XL。
トラック数は3トラックで作りました。
microkorgシリーズは使えば使うほど味わい深く、シンプルながら多彩な音作りができプリセットも即戦力的に使える音色があるので、いろんなユーザーが使えるシンセサイザーですね。
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そんな感じで、‘喫茶森林浴’という曲は、ひたすら音が広がってゆく感じのドローン系音楽で高音の音域を限定し低音付近にこだわりを持った曲でした。
今週もSoundCloudに曲をあげる予定です。
今月はアンビエントやフィーリング系の曲を作っているのですが、次回はコード(和音)や高音や超高音あたりも取り入れた音楽をあげる予定です。
コードの響きと高音から超高音の気持ち良さを感じてもらいたいので、また次回書きたいと思うので、もし今回お付き合いしていただいた方がいましたら、次回も是非お遊びください。